美しさとは、内側からあふれ出るやさしい光 INTERVIEW #1 和紙デザイナー 佐藤友佳理 |EQUITANCE

2018.10.17

INTERVIEW

#1

“美しさとは、内側からあふれ出るやさしい光”

和紙デザイナー佐藤 友佳理

エクイタンスのブランドムービーにご出演いただいている、
和紙デザイナー 佐藤友佳理さん。
ロンドンでモデルとして活躍後、和紙デザイナーへ異色の転身。

現在は自然豊かな愛媛県西予市で、新たな和紙の可能性を探求し、
国内外に向けて作品を発信されている彼女に、
女性の永遠のテーマである「美しさ」についてお話を伺いました。

心和む和紙で普遍的な美を表現

和紙のモビール

―仕事をする上で大切にされていることを教えてください。

 和紙というおそらく日本人の大半がホッと心和む素材で、普遍的な美しさを表現することです。いつの時代の価値観にも適合する、直感的に美しいと感じていただける作品を作っていきたいです。そしてそれを、できれば時代を超えて長く使っていただけると嬉しいです。
 あとは、個性を極める、ということです。個性という言葉をネガティブに捉えるとすごくマイナスに働くのですが、それをポジティブに捉えて伸ばしていくことができれば、突き抜けて自分の軸になる。逆に自分の個性を隠してしまうとパズルではないけど、ピースが揃わずにうまくいかない。それを、この仕事を続けていく中で学びました。

前に出るよりも軸を持ち打ち込む姿が美しい

欄間(道後温泉別館 飛鳥之湯泉)

―佐藤さんにとっての“美しさ”とは何でしょうか。

 きらびやかなものではなく、内側からあふれ出る本当にやさしい光のようなものです。モデル時代のように自分が前に前にというよりは、控えめに、でも自分の軸を持って、何かに打ち込んでいる姿が美しい・・・それが、私にとっての理想ですね。

―それは、エクイタンスのコンセプトである、身体や肌だけでなく、
内面の健やかな美しさである「内なる美」とも重なるように思います。

 「内なる美」とは、自分の中に何か1つでも誇れるものがあるという芯の強さと、あとはやさしさなんじゃないでしょうか。今は娘と夫という家族ができて、自分以外の人にエネルギーを使ったり、気にかけることって、とても大変ですが勉強になっています。そうした経験も、「内なる美」の要素になっていくのではないでしょうか。

今この瞬間を一生懸命に

―最後に、今後の目標を教えてください。

 今あるこの瞬間を一生懸命する、ということです。私自身、先々のことを心配したり、過去を悔やんだりすることもありました。ですがそれよりも、今を一生懸命にすることで質のよい作品ができ、きらびやかではないけれど、自分の精神が安定する生き方ができるようになった気がします。そして、その作品がまた違うチャンスを連れてきてくれる、と前向きに考えることができ、毎日を楽しく過ごせます。そんな穏やかな日常の中で、自分の個性、そして「内なる美」をもっともっと追求していきたいですね。
Profile
佐藤 友佳理Yukari Sato
りくうデザイン代表。
ロンドン・東京でモデルとして活動後、自分探しを経て「桑沢デザイン研究所」へ。在学中に、故郷・内子町五十崎の手漉き和紙復興プロジェクトに携わり、独自の手法で和紙製作を始める。2012年よりアトリエを西予市宇和町明間に移転。和紙インテリア、タペストリー、建具などのデザイン・勢作をする一方、他分野のアーティストとのコラボレーションも行っている。